いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか?
君塚力/日丘円
このレビューはネタバレを含みます▼
いじめの被害者としてその後の人生に大きな影響を受けながら、根本的な部分で優しさを失わなかったと感じられる主人公と、変わることなくクズであり続けた加害者の顛末はある意味因果応報だと思いました。収まるところに収まったというところだと感じました。
一方で子供世代については、かつて主人公が手に入れられなかった結末が得られたことは主人公にとって僅かばかりでも救いであったのではと思いました。
作中でも言われている通り、主人公の行動の是非はともかく、良い未来に変わっていく可能性を感じられたことが私としてはとても良かったです。
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