このレビューはネタバレを含みます▼
小劇場の主宰の辰彦と小劇場出身で今や若手トップレベルの俳優の真樹のお話。前半は天才演技派俳優としての真樹の苦しみを中心として話が進むので、これ面白いけどBLじゃなくてもいいやつなのでは…となるのですが、後半からの展開はBLじゃないと満たせない何かが詰まってて、やっぱBL!極上のBLだわ!ってなります(笑)。話としては天才としての苦悩と嫉妬の部分もあったりして、ドロっとしてもおかしくないのですが、真樹の俳優としての実力や何より俳優でいることが好きなのがしっかり描かれてたり、辰彦が人に寄り添うタイプなので全くそんな気配がなく読み進められて、ほんとにニッケ先生が好き…。タイトル回収のところもヤバかった…。後、周りのキャラが全くストレスがないのも大事。悠奈ちゃん良キャラで良き…。