ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
セキモリ/クレイン
このレビューはネタバレを含みます▼
文庫本も先に読み、結末が分かっていても、ララが石化し、アリステアが絶望しながらもララの為にララが望む世界の実現の為に生きると誓うところに、何度も涙してしまう…ララもアリステアに幸せになって欲しいと自分を省みずに身を投げる潔さに、、お互いを慈しみ敬う姿に感動して、目が腫れます。とても細やかな描写とエピソードなので、本当に失うかもしれない場面では自分が当事者のような感覚で観てしまいます。圧巻です。
人を愛するという事は、自分がどうなってもその人の幸せの為に、正しく大切に動けるという事だと、自分だけのものにしたい欲を捨てられるものだと…
心が洗われる、優しさに溢れた良い御伽噺を読んだ幸せな読後感に浸れます。ぜひ読んでみてください。おすすめしかない。
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