このレビューはネタバレを含みます▼
2人が愛する音楽が2人の仲も一緒に深めてくれて、しかも義兄弟って設定が効いてるんです…家族も友達も恋人も役割全部がイイ、とにかく1番近くに居たいって気持ちが募っていくのがビンビン伝わってくるんです!出会って間もないのに好きは超ド級になってしまってるもどかしさ!!聖母たちのララバイみたいなもんですね(違うか)!!!絵の透明感も相まって常にキラキラだしホントにサイコーなんですよ…。
好きでい続ける才能って本当に必要だと思います。音楽も聴くだけの側じゃなくてプレイヤーの苦悩ってのがあるだろうし孤独なものかもしれないけど、自分だけが分かっていればいいものもある。自分は音楽じゃなかったけど、その愛した蜜月って今の自分を形作って支えてくれてるなって思います。そういう『好きでいる』ことの繊細な部分が音楽と恋とで上手く描かれていると思いました。2人それぞれの葛藤をとても丁寧に描いてます。
芙由樹の完全復帰ライブで客席に招かれたのが晃大だけだったのは本当に驚いたしめちゃんこ感動しました。欲しかったキスを自分からした晃大かわゆっ///この物語の全てが報われたような満足感っ(^^)
あと男が男を好きになるってことが弊害になってないのも、現代の若者が題材ならそういう作品がもっと増えるべきだと思ってる自分にはバッチリでした。
もっと軽めなお話かと思いきや、自分にとっての大事なモノをまたギュッと抱きしめたくなる素敵な作品でした!!