追放聖女にヤンデレ皇帝の執愛は重すぎる
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追放聖女にヤンデレ皇帝の執愛は重すぎる

あさぎ千夜春/天路ゆうつづ

意志疎通って大事…。

ネタバレ
2024年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロイン、いい子で可愛いです。冷遇されていた皇女でありながら、革命の中でスケープゴートにされて暴徒に罵声と石を投げつけられて瀕死の中、精霊の加護を得て、優しい祖父と田舎の村で静かに暮らします。陰で革命を先導していた元護衛騎士(ヒーロー、ヒロインの初恋相手)が新たな皇帝になって、帝国を救うために聖女としてヒロインを呼び戻すところからストーリーが展開します。
両親から虐げられて育った生い立ちから、ヒーローは極端に自己肯定感が低く、失言を繰り返し、ヒロインと両想いになるまで、ずいぶん回り道します。
「歪んだ愛」というより、ヒーローの思考回路が歪んでる感じ。ヒロインへの深い愛は察するのですが、なかなかヒーローに共感できず苦戦しました…。
ヒロインの純粋さは野心的な義妹も味方にし、大団円のハッピーエンドでした。
ソーニャ文庫の番外編は、可愛い夫婦なのですが、ヒロインが、ずいぶん庶民的な皇妃なので、少し心配になりました…。
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