奴隷闘士に溺愛されてますが、呪いのせいなので早く正気に戻ってほしい
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奴隷闘士に溺愛されてますが、呪いのせいなので早く正気に戻ってほしい

おおまななせ/炎かりよ

呪いの足枷。

ネタバレ
2024年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 223ページ挿し絵なし。孤児ヒロインは仕えていた男爵家が王命により国外追放となる→奴隷商に捕まり女闘士になる→拾ってもらった伯爵家で側仕えになる→新たな奴隷の物色をする主について行った闘技場にて運命的な出会いが…という話。ヒロインもだけどヒーローも激動すぎる。動静が激しすぎ(苦笑)。タイトルの回収は前半のうちに終わって、何をゴールに読んだらいいのか迷子になっていた所で、後半は前半ほとんど登場が無かった王太子による王位簒奪が始まりました。私は両片思いのジレジレが好きなので、呪いが解けて想いが通じあってからの後半はちょっと退屈に感じてしまいました。それにこれは好みの問題ですが、ヒロインが王太子の恋人を迎えに行く際に彼女の正体を明かさずにサプライズにした方がより劇的な再会になったんではないでしょうか。私は作者さんの描くヒロイン大好きマンですが、今作のヒロインは掴みどころがない子だったなと。ヒーローも呪いのせいもあるんですけど、性格がコロコロ変わってこちらも掴みどころがない気がしました。呪いの当事者である王女もなぁ…立場による気鬱は分からなくも無いけど、行動の方向性がおかしい。うーん。面白くない訳では無いですが評価が難しいお話でした。(前半だけなら間違いなく面白い!)
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