華龍と月龍の皇子
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華龍と月龍の皇子

杉原理生/笠井あゆみ

取りあえず面白いから!

2024年10月5日
擬似中華ファンタジーで、特に龍の設定とかはかなり独自性があって、分からない造語がバンバン出てくるのですが、取りあえずは『この世界は幾つかの国に分かれていて、王様たちの先祖は龍と人間の合の子で、龍が伝説となった今では龍の血がもたらす力が王侯貴族だけでなく庶民にも弱いが持つものもいて、龍も色んな種類と個体がいるみたい』と漠然と受け止めておくのをおすすめします。どういうものかは必要時にその都度ちゃんと説明されますから。多分先に説明してしまうと序盤で説明ばっかりになって読者が飽きちゃうから、でしょうね。話の筋は過保護な兄、絶大な人気を誇る美形の第二皇子、何やら訳ありのもぐりの退魔師と気になるところばっかりで展開していくので、まだ説明されないところに引っかかっていないで無視してどんどん進んでいきましょう!続編を意識してか、登場人物も多めです。受はもぐりだけれど力の強い退魔師で、ちょっと脳筋。攻めは絶大な龍の力を誇る第二皇子、美形で気さくで優しいが何か捉えどころのないように感じさせる性格です。
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