政略結婚の夫に「愛さなくて結構です」と宣言したら溺愛が始まりました
杓子ねこ/NiKrome
このレビューはネタバレを含みます▼
【1巻のみ読了】直前にシチュエーションは違いますが思い込みの激しいヒロインがヒーローの溺愛に気付かない作品を読み、しょうもなさすぎてウンザリしたんですが、本作はイラつくことなく読めました。
勘違いによるモダモダが自分の好みではないと思っていましたがヒロインの性格の違いのようです。自分の感情を押し殺したせいでネガティブな感情にもポジティブな感情にも鈍感になってしまいましたが同時に聡明で強さも手に入れている本作のヒロインに好感が持てました。ちょっとしたモダモダと自分の言動が家の存続に影響することや何か裏のありそうな王子と読んで楽しめる要素もありました。
ヒロインが幸せになることを周りのバックアップを受けつつ自力で受け入れる過程をしっかり描いてあったので引っかかるところもなくすんなりと読み終えることができました。
ところで実家のお父さんはなんであんなにヒロインを冷遇してたんでしたっけ?継母もいないし庶子でもないしそれだけが不思議。妹の方が亡くなった奥さんに似て可愛いってだけにしちゃなかなかの冷遇でした。
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