このレビューはネタバレを含みます▼
受けのアンリが終始健気、健気、健気。ひらすら健気。あとがきで作者様が「嫁に出したくない」と仰るのも納得です。誠実を絵に描いたようなクロヴィスが相手でなければ許されなかったでしょう。
不憫であるからこそ余りある幸福感に目が潤みました。
悪役が突き抜けた悪なので中途半端な落とし所だったら不満が残ったと思いますが、これはスッキリ。
異世界転移に一定の法則があり、その設定を生かして展開が進むので一気に読み切ってしまいました。
ラブラブシーンもあり大満足。誠実紳士と無垢健気の閨事なんてそれだけでご褒美です。