3月22日、花束を捧げよ
」のレビュー

3月22日、花束を捧げよ

小中大豆/笠井あゆみ

上下巻揃ってから読むべき

ネタバレ
2024年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。
何を読んでも私のツボに入ります。
この作品はシリアスでした。
何度も何度も絶望を繰り返す2人。どうしたら皆さんがレビューしてるような読後にたどり着けるのか。
絶対ムリなんじゃ。
と上巻読後は魂を抜かれたように、下巻を読みたくなります。

タイムループの過酷さだけではなく、蓮の海路への当たりの強さとかどこまでもどこまでもこちらも絶望を感じる。

そこからの2人のエンディングからそこへ来てこの最後は本当に凄かったし、読書の醍醐味ってこういうのだよね。というサゲでした。

周囲もこの2人の奇行にはホント心配しかなかったでしょうね。という現実感との今までの落差がすごく楽しい。


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