このレビューはネタバレを含みます▼
★5巻の感想です★
子供側の視点と親側の視点で描かれており、自分のことも振り返させられました。
自分が親から受けた不快な思いや悲しい出来事は、本当にその通りだったのかと考えさせられます。
前半は子供(娘)視点、中盤は母親視点、最後は子供(息子)視点の構成ですが、娘視点の話で共感しつつも、母親視点になると一方的に母親だけの問題ではなく、娘、ひいては父親が家庭不和の元凶だったような一面も。それでも子どもの躾は親次第な部分もあるのは否めませんが、誰が悪者だったなんて決めつけられるようなものでは無いことを感じました。
親への複雑な心境は私も持っていますが、親からの振る舞いの背景をもう少し考えて見ようと思いました。