魔王と勇者の戦いの裏で
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魔王と勇者の戦いの裏で

涼樹悠樹/山椒魚

今どきなのかも

2024年10月12日
私にとっては、非常に読みにくかったです。知識に自信のある話については、しつこい説明だったり、偏った情報だったりします。しかも、面倒くさくなるのか「ってか知らんけど」みたいな投げやりな感じになります。しかも、それが作者が設定した話だったりする場合もあるので、「それは知っておいてよ」と何度ツッコんだだことか。登場人物が多い上に、それぞれのキャラクター説明が薄いので、全然覚えられません。同じように登場人物が多い作品と比べると物足りません。思い出してみると、私は漫画を先に読んで、人物像がぼんやりとしていると感じたので、小説だと描かれているに違いない、と期待して買ったのでした。コミカライズの作家さんは、素晴らしく頑張って人物像を膨らませて描いていたのですね。設定には愛を感じますが、人物表現や文章構成力には気が回っていない作品なのだというのが私の評価です。
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