このレビューはネタバレを含みます▼
以前からタイムラインによく流れてきて、やっと読んだこの作品…「なぜ今まで読まなかった！？」という衝撃がありました。同じオメガバース作品でもどこに重点を置くかで作品の雰囲気がかなり変わると思いますが、この作品はアルファ・オメガ両方のバース性をすごく丁寧に描いてくださっているので、オメガバース初心者の方にも向いているなと思います。特にアルファである凛久の威嚇（グレア）！めちゃくちゃ良かったです…！威嚇がこんなにしっかりとオメガに影響する、と表現されている作品が珍しくて、このシーンを読んで絶対レビューしなければと決意の拳を握りしめました。すごく上から目線のような言い方になってしまい大変恐縮ですが、かけたま先生はオメガバースならではの身体変化（？）の描写がめちゃくちゃにお上手で、先程の威嚇はもちろん、ヒートに混乱する樹望の表情や巣作りなどの行動、凛久がアルファの衝動にグッと堪えるコマや番になる2人を包む空気がふわっと変わる感覚がわかりやすいシーンなど、これこそオメガバースだ！！！とどきどきしながら読み続けられました。オメガバース初めましての方はもちろん、山のように読まれてきた方も、改めてオメガバースの良さを感じられる作品ではないかなと思います！あとマジで樹望が可愛いんですよ…………………（遺言）
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