ラチェリアの恋
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ラチェリアの恋

三毛猫寅次/アオイ冬子

不必要な不妊症の描写があります

ネタバレ
2024年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に突然キャラ変させられ下げられ続けるブラッドがどうなるのかだけが気掛かりで2巻まで読んでやったが本当に胸くそ悪かった。主人公は片思いを拗らせデモデモダッテの末に福祉も孤児達も放置し国外へ。守られるだけと葛藤し平民になると宣うが親戚に窘められ早々に諦めずっと子守り。それで良いのか王太子妃。評価の高いオリヴァーは妻が体調不良を隠すほど多忙だったらしいが暇そうで主人公と距離詰めれて良かったね☆数年でそんな暇になるか?子供が出来なくても気にしないってそれは当たり前で新しい女のトラウマ云々より妻が亡くなった原因が自分にもある後悔で次に行けないと思うけど全く葛藤なくていっそ清々しい。理解出来ないけど凄いとは思う。評価の低いブラッドは死別した母に甘えるように幼馴染に依存する幼少期も恋に恋する少年期も可愛くてとても好き。不遇ながらも生き生きとしていたブラッドが主人公に八つ当たりする姿はまるで操り人形のようだった。主人公との関係は友愛と孤独による依存なのに一生償うとか言わされてるし意味わからん。外交で幼少期から行きたかった外国に行き視野を広げて対等に向き合える人と出会う設定に勝手にする。恋愛脳じゃない女なんかいくらでもいるし。色恋と依存から解放されたし最後に話の全てを持っていった冷静さと本来の優しさがあれば他国の姫に簡単に戦争なんて宣う軍事責任者がいて移民が来る変な国より女性も活躍できる平和な良い国になると思う。最後に作者に声高に言いたいのはざまぁ?とやらに男性不妊を使うのは辞めてほしかった。倫理的にどうかと思う。すれ違ったのは主人公が好きだと言わないうちにブラッドが恋をして主人公との関係を疎かにしたからで不妊は関係ない。男と恋敵だけを悪く描くほうが楽だろうが不妊設定は不必要。好きだと言わない主人公も迷走してる娘を諌めない父親も悪いと思うが。無駄にキャラを痛めつけ悩んでる人が読んだら傷付く設定に金を使った自分が悲しい。わりと売れてるし真似して(これも他作に似てる)描く作家が現れないと良いけど。途中で作者に人間性を変えられたブラッドに同情する。これでスッキリする人は病んでるのでは?ずっと友達でいよう。小さい頃からの約束を守ったブラッドは作者がどう描こうと良い男だったよ。星1は買ったきっかけの幼少期の2人へ。2人の幼少期以外にこの話に良いところはない。3巻まとめ買いしなくて良かった。
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