私とこわれた吸血鬼
」のレビュー

私とこわれた吸血鬼

厘のミキ

悲劇的人生で愛を受けとめる解の模索…重い

2024年10月29日
吸血鬼ファンタジーとは全く違います。時代の反映でしょうか、普通の人は登場しません…共依存と言われるのを置いておいて、人を愛せるのか、なぜ人を愛するのか、一人では人は生きられないのか、という根源的なテーマを強く感じます。登場する男性達は、みんな哀しい運命に一途です。一生懸命ないつきが、彼らに影響しているのかもしれませんが。男って儚いな〜と思いつつ、これまでは母性を求められていたいつきちゃんが、一人の人間としてどう成長していくのかを期待します。この先、夜毎の父母との対面があるのかもしれませんが、毎度大騒動になるストーリーなので気合い入れて読みましょう。
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