このレビューはネタバレを含みます▼
被害者の心の傷が少しずつ癒えることはあっても、決して消えることはない。
被害年齢が幼かったり、加害者の心理操作により、性被害に遭った時点ではそれを〝性被害にあった〟と認識できない可能性もある。または自分のせいだと思いこんだり。いつかそれが時限爆弾の様に爆発し、時を経て心を破壊する。
性加害において、被害者に落ち度なんてひとつもない、いかなる理由も性加害を擁護する要素にはなり得ない。
最近ではニュースやネットでも頻繁に目にする様になった〝性被害〟というワードに慣れすぎて、甘く考えていた自分がいたと思います。まだまだそうかもしれません。
子供たちを守るためには先ずは大人たちが学び、考え、実行し、知識を共有していかなければならない。
もし誰かが被害に遭ってしまった時、どう寄り添い、どんな言葉をかけられるのか、自分の気持ちだけを押し付けぬよう、、、
大切な人たちを守るため、関心を持ち、少しずつでも知識を増やしていきたいと思いました。
社会のためになる意義のある作品だと思います。