このレビューはネタバレを含みます▼
とても温かくて色々考えさせられる作品です。
一生懸命に走り続けることも大切。
だけど自分を大切にすることを忘れて他人の為に尽くしても、自分が壊れたら誰も責任は取ってくれない…。それに気づき勇気を出して新たな生活を始めたリカちゃんは凄いと思います。
百瀬さんと日向くん、商店街の人たちの一人一人の生き方、価値観は読者も“ハッ”とさせられると思います。何より、私がこの作品で好きなところは百瀬さんを看病していた日向くんにりかちゃんが「タオル濡らしてあげたり偉かったね。」と言ってくれたり、プリンを食べる時に百瀬さんからスプーンを手渡され「ありがとうございます」ときちんとお礼を言うりかちゃんの細かい気遣いです。
この作品を読んだ人みんながご自愛できますように…。
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