転生アイドルとドルオタの騎士
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転生アイドルとドルオタの騎士

佐久本あゆ

今度こそ

2024年11月16日
人生やり直しはきかないけれど、転生物はその思いの半分を肩代わりしてくれる。前世の悔いを、現世でリベンジして少しスッキリ、という、未解決事件の解決が出来た感じか。
前世の差し挟み方、現世の人間関係の置き方にサラリとした感じの良さがあって、今を生きてる姿に心地良く頑張ってるキャラを楽しく眺められる。
すごくユニークなわけでもないのに、少し新鮮な印象なのは何故なのだろう。芸能人とマネージャー、この組み合わせはBLではザクザクあるのに?
大賞エントリー作品ということで、久々に投票したので。サイドストーリーを除く全既刊分は2巻。2巻まで読了した。わざとらしくいやらしい長期化のための姑息な引き延ばしも特段感じさせずに読ませたのは大きい。

ベッドシーンはこのぐらいまでなら作品レビューが出来る(逆を言わせてもらえば、作品レビューしづらくて断念してる濃厚シーンBLの多いこと!)。
ビジュアル的に踏み込みすぎず二人の気持ち優先での描写がいいと思った。

絵には最近の傾向が強くて個性もう少し、という気がしている。イベント(BIF)の戦略会議シーンが入ってきたことはとても良かった。正直ダンスのレッスンや忙しさの描写だけでは物足りないと思っていた。
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