このレビューはネタバレを含みます▼
今まで読んだBLの中で一番かもというくらい好き。
まずキャラクターがいい。攻めも受けも好みすぎる。梗一郎さん顔も性格も良い。
色んなキャラのしかめ面が印象的。あまり他の漫画でそういうことを感じたことがないので新鮮。弟との昔のエピソードを読む前から表情だけで弟のことが結構嫌いだった。キャラの表情だけで読者にそのキャラを嫌わせるのって、すごい表現力。
そしてストーリー最高。こんな美しい話ある?
1話の途中までは素敵な恋愛話だなーと思っていて、1話最後辺りから面白い話だなーに変わった。最初の方の感じも途中からの感じも好き。
この漫画を読んで、そうかDom/Subってこういうことだったのかもしれないと思った。今まで攻めがDomのしか読んだことがなかったので。この関係性好きだなぁ。
そして7話、最高の一言。泣いた。1話目から何周も読み返し、なんて美しい物語なんだと感動に打ち震えている。今一番更新を楽しみにしている漫画。
でも感動させて落とすというパターンがちょくちょく使われているので、8話を読んだ時、カレンダーのことも何か問題が起きてすんなりいかないことのフリなのではないかと少しハラハラしてしまった。梗一郎がこれから一生カレンダーにバツつけることになったらどうしよう。そんなシリアスな話じゃないか。単なる気分盛り上げ&プレイ(9話で褒めた時がすごそう)&読者へのお預け強調効果だといいのですが。
でももしすんなりうまくいったら、もしかしてもうすぐ終わる?と思わなくもない。嫌だ長く続いてくれ、こんなに面白いのに。
まぁでも関係を何度も持った後も続く漫画なんてたくさんあるし、それだけで終わりそうって判断するこたないか。