一服の清涼剤のようなストーリー

ネタバレ

2024年11月21日

このレビューはネタバレを含みます▼ 素敵なお話でした！
一服の清涼剤のような、1ページごとに、微かだけれど爽やかな風がそよそよと漂うような。
表立った盛り上がりはないかもしれないけれど、こんな生活いいなあと思わせてくれます。
同性婚が認められるようになった時代、だからなのか、周囲の親、友達、バイト先の人、みんないい人ばかり。そんな人たちに囲まれ、穏やかに爽やかに過ぎていく大学時代。
就職後は紆余曲折あったけれど、何より相手を思いやる二人。
唯一無二の相手に巡り会える奇跡に羨ましくなりました！
千宙がもう、スパダリなのに、菫命の残念っぷりや、菫のぽわぽわした天然ぷりがかわいくて。
海は海でも、素敵なリゾート地のオシャレなマンションではなく、熱海の中古マンションというのが、素朴な二人に似合っていて、タイトルが染み渡りました。
みずかね先生のイラストもとても素敵です。
とらの先生の他の作品も読破したいと思います！

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enjyu さん

(女性/－) 総レビュー数：147件

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