このレビューはネタバレを含みます▼
今までオメガバースに抵抗がありましたが、この作品はスラスラ読めたし、私と同じような人にもオススメしたい作品です!
初めの方は雅の境遇が酷く見ていて辛い部分もありました。雅が晴斗の家で食事をとるシーンでは、箸を上手く使えず震え出してしまうなどとにかく描写が細かく、生まれ育った環境にどれだけトラウマを抱いているのかがひしひしと伝わってきました。
しかし、晴斗と出会いだんだんと表情が変わっていく様子に見所もあり、特に初めは作り笑顔だったり涙を流さず無表情だったりした雅が、最後には心から笑ったり泣いたりする様子には涙が止まりませんでした。
他のコメントにもありますが、記憶を消してもう一度読みたい作品です。