このレビューはネタバレを含みます▼
いやー。カイゼンに会うとなってからありえないだろう事が出てくるようになり、最後までえっ?って思うテオールの親たち。
アステルが本気でテオールを隠そうとしてない。
目の色変えるくらいなら髪の色変えるくらいするべき。
アステルは、カイゼンを信じないだとか悲しかっただとか思ってる風に書いてあるけど、初めから母ではなく女としてカイゼンを見てるのか?元皇后だったから?子どもの頃は好きだったから?皇帝だから?突き放せないってのが違うと思う。
父親に縁を切られたなら名前はアステルだけにして徹底的に皇帝として余計な事は言わず、笑顔も見せなかったらテオールも懐く事はなかった。
今まで我慢して育ったからと言われて許されてるけど、廃位したアステルの子どもが好き勝手やる事を丸ごと許す周りの大人。
そりゃ、バレないようにしてるのか、バラそうとしてるのか。
母親なら、このくらいの子どもには正体がバレると悪い人が殺しに来る!くらいしっかり言わないとあんなに自分勝手に出かけることもなければ、母以外の人に警戒できる子に育っただろうに。
カイゼンの始めはありえないアホだけど、2回目会ってからはアステルの簡単に受け入れてくれる→子どもをダシに→本当は好きだったけど捨てなければならなかった!としつこく付きまとう→うん、両方おかしいが、やっぱアステルはテオールの事を1番に考えないといけなかったと思う。
本当に考えていたら、廃妃なのに好き勝手しすぎだし、カイゼンからの誘いも断れたはずなのに子どもが懐いてるからという言い訳は通用しなくて、ただアステルが母ではなく女にしか見えなくて、イライラする事も多かった。
だから、バカな父親に縁切られてるのに父親がかわいい娘。とか図々しく近寄ってももう関係ない人とは言わずイライラした。
だから、母親のせいでテオールを皇太子にしないと危険な状況を作ったことになる。
ザマァなスカッとな状況がない。だんだん読む気が失せてしまう