このレビューはネタバレを含みます▼
偏屈だと思われているお婆さんと、いい子を演じていろいろ我慢している女装男子が一緒にスイーツを作る話。ひょんなことから交流が始まるのですがだんだんと距離が縮まっていくさまが良い。難しい年ごろの少年を老婆心ながら見守り支えていこうとする過程で自身も変わっていくのが温かい。出てくるスイーツも調理方法が描かれているし美味しそう。けどあの締め方は少し寂しかった。高齢のお婆さんだからいつかは…とは思うけれども、外にも出るようになって、あの家、あの庭で、大きくなった男の子とたまにスイーツを作りつづけているよEDでも良かったんじゃないかと。ほんのり温かい終わり方だけど、そのうち進行していって、彼も足が遠のいて…って言う未来が透けて見えて切ない。でもあの明るい可愛いおばあちゃんでいるからいい、のかな?でも…と少ししんみりしました。