セシルの女王
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セシルの女王

こざき亜衣

説明が多すぎる

2024年12月8日
歴史ものだから仕方がないにしても説明が多すぎる。説明が多い上に登場人物のセリフも多い。小さな一つのコマに吹き出しを何個も入れて、しかもその台詞がストーリー展開に重要ってわけでもない。歴史大好きな自分でも読むのが面倒になった。
主人公の父が暴君ヘンリー八世に殴られる。父は傷ついたプライドを隠すために笑って見せる。絵だけで充分伝わるのに、この作者はまた台詞で「父上はプライドを傷つけられた」と説明する。クドいなあ。
少年誌なら分かりやすく説明したくなる気持ちも分かるが、ビックコミックの連載…。読み手の読解力を軽視し過ぎでは。
歴史的背景の説明は、読み手をキャラに感情移入させてから行った方がいいのでは。キャラの心理描写は言葉ではなく表情で表現して欲しい。セリフは簡潔に。
そういうわけで1話で脱落した。
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