妖奇庵夜話
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妖奇庵夜話

榎田ユウリ

ずっしり重いが笑いもあり

2024年12月18日
わたしは恋愛小説以外を読む時、作者さんの作品に込めた思いはあえて読み取ることはせずに、淡々と読む事が多いです。この作品は人の生き死になど重い内容ですがクスっと笑えるやり取りや魅力的なキャラなど楽しい部分も多くストーリーに引き込まれて特に、6巻ぐらいからは一気に読んだ感じです。
人と妖人が共存する世界観がなんとも不思議な雰囲気で人と違うことで差別されるこの世ともリンクしている部分もあり結局残忍性や残酷な性質に人と妖人は関係ないのだな、その人の性質(先天・後天)でありまた、育てられ方により芽生えてしまうかもしれない…子供の頃の成長過程は大事だなともう終わってしまった子育てに自らを省みたりしました。青目の現在が少しでも幸せであってほしい。
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