なるほど

ストーリーの奇抜性は他の方が評価されているように面白くて良かったなと思いました。
しかしながら主人公の性格がなんだか少し気になりました。
最初と最後では結構性格が違う気がするし、弟の存在はしっかり説明されていますが、あまりにもありえないだろ……という性格で受け付けなかった。
それだけならキャラの個性として理解できるし受け止められたのですが、主人公優しいというか、さすがにそうはならんやろといった感じでそこからモヤモヤとしながら読み進めました。
嫌な役が出てくるのは仕方ないしスパイスですが、度を超えたいい人でその人間に支援してしまう、しかもそれで相手との関係が改善される訳でもないのは理解が出来ません。
主人公が弟の身勝手な言い分を悲しむと言うよりはわりとすんなり受け止めて、弟の言葉が決定打でしっかりとした関係値のある攻めから離れるというのが……。最低な弟の事は受け止めて、金銭的な補助まで行うのに、攻めの周りからの評価などは考えるのに彼自身のことは考えていないんだな、なんで？という気持ちになりました。私に合わなかっただけなのですが……