じゃない方の伯爵令嬢 人違いで求婚されたので破談にして差し上げます【合冊版】
まちの九々/春時雨よわ
このレビューはネタバレを含みます▼
リュゼットもローレス様もすごく好きです！扇文化というのが斬新でとてもおもしろいです。ローレス様に人違いを気づいてもらうためのダミ声作戦や一人称を名前で言う作戦などもおもしろかったです！作者様と感性が合うのでリュゼットの『いたたまれない』とか、一人称で名前を言うのが恥ずかしいとか、リュゼットの気持ちが自分とピッタリきてすごく分かる！と思えるシーンがいっぱいでした。笑いのツボも合うのでトヤとのやりとりとか、おもしろいと思うシーンもたくさんありました。人違いを否定するときローレス様が「じゃない方の伯爵令嬢」と言ってくれたとき“じゃない方”を初めて良い意味で使ってもらえて感動して涙が出ました。ローレス様は紳士だけど、リュゼットに触れることも多いし噛み跡もつけるし、けっこう積極的で肉食男子なところもギャップでときめきます！かっこいいしかわいいし、リュゼットと一緒に私もキュンキュンします。とても良いストーリーだと思います。
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