このレビューはネタバレを含みます▼
最初にアニメの方を拝見させて頂きましたが、自分の性癖にブッ刺さりましたね...。漫画の方は、表紙がとても綺麗で作品の味をより引き立てていました。個人的にはヴァニタスのビジュアルと設定が特に好きです!初めの方は、何故ヴァニタスはノエに「必ず吸血鬼を救ってやる」と言ったのかが謎でした。しかし、読んでいくと彼の幼少期にされた人体実験など、痛々しい過去とその言葉を放った理由が明かされていきます。
私は人体実験などの過去があるからこそ、ヴァニタスと言うキャラが引き立ち、今のヴァニタスがあるのだと思っています。作中では、たまにヴァニタスの過去が出て来ますがノエ自身にはその過去の話をしておらず、途中出て来るヴァニタスと同じく人体実験をされていたミハイルによって、ノエはヴァニタスの過去を少しだけ知る事になります。
この作品は、一巻の一話の最後にノエが「彼をこの手で殺すまでの物語」と書いてあり、最終的にはヴァニタスが死んでしまうと言うフラグが既に立っています。過去にあった事はなくなるわけではないけれど、私はヴァニタスが死んでも死ななくても、生きている間少しでも幸せと思える事があると良いなと思いました。