お伽話は地獄の果て、
」のレビュー

お伽話は地獄の果て、

市梨きみ

サフィールが賢くていじらしくてかわいい。

ネタバレ
2024年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ サフィールは幼いのに第13王子として自分がどう振る舞うのかを良く分かっていて、周りの従者に対しても偉ぶることなどなく大切にして来た。
命を狙われている自分の代わりにに従者がことごとく命を落とす事に耐えて耐えて耐え抜いて来たサフィールが余りにも不憫で哀しい。
境遇は違えど同じように疎外感を抱えて生きて来た魔術師レヴィと出逢いレヴィと共にする時間は穏やかで優しくて安心出来る掛け替えのないひととき。

常に命を狙わている緊張感はあるけれど笑える描写がそこここにあり、シリアスになり過ぎずに読み進められる。

サフィールは自分の命を狙っている人間が誰かを知っていて驚いたがそれをおくびにも出さない賢さがある。
レヴィはサフィール付きの魔術師となって頼もしくサフィールを守り続けているが敵が大物なので今後どのようになるのか興味深い。
サフィールの方がレヴィに対して淡い思いがあるように見えるが今後のBL展開が楽しみ過ぎる。

取り敢えず2までのレビュー。
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