初恋、ざらり
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初恋、ざらり

ざくざくろ

ママ…

ネタバレ
2025年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 有紗ママ、子供のことを彼女なりにしっかり愛してるのだなと思うと涙が止まりません。

まず、障がいのある子をシングルでここまで育て上げたの本当にすごい。
それに、子供がグレることなく、素直に育ってる。しかも仕事だって自分の力で頑張ろうとしてる。それって本当にすごいことだなと思います。

有紗の根深いトラウマや悩みの根源って、学校時代のイジメとか、ハブられとか、そう言う集団生活の中での違和感の中で築かれてしまったものであって、家庭でのトラウマとか母からの言葉が傷として残ったというシーンは全くない(と読み取りました。)
これって相当すごくないですか。母からのトラウマがないって。

確かに有紗ママの男癖が良くないとも思ってしまいますが、少なくとも有紗ママは、彼女なりに子供に向き合って子育てしていたのだと思います。
そりゃポッと出の事情を知りもしない男(岡村さん)にあーだこーだ言われたら腹も立ちますわ。

3巻で彼女の意思を尊重して住所を伝えないところとか、子供の意思をしっかり尊重していて立派だなと思いました。

2巻ラストの「まま、だいすき」のシーン本当に泣きました。
長文失礼しました。
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