このレビューはネタバレを含みます▼
人狼モノはいくつか読んでいたんですが、人型になっても半獣人みたいな容貌や、人狼の設定に拘りがあって、そこに絡めてBL展開になっていくのは面白かったです。特に、人狼はスキンシップが好きとか、番のように相手をひとり決めたら一途だとかってわくわくしました。ただ、途中から話をまとめようとする作為がみられ、もう少しマニアックなのを生かして丁寧に話を運んでいって欲しかったです。絵は少年?青年?マンガなような表情が多いものの丁寧で臨場感がありました。少しだけ柔らかさと背景など工夫され、個性的なのを逆に前に出して味のあるマンガにされるとグッとくるかなぁ。硬さがあると言うか、とても真面目な感じが伝わってきます。作者様の萌えがもっと伝わってくるようなお話を期待します。
表題作の他に前後編の話が入っているのも残念でした。でも次回作、楽しみにしてます。