死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお義兄様に溺愛されてます
山いも三太郎/柚子れもん
このレビューはネタバレを含みます▼
愛を知らずに育った義兄。
愛が何たるか、どのような感覚かを知らないながら、シアと関わるなかでこれが愛というものかと気付かされていく。
その途中途中の出来事の折に、シアにおっかなびっくり触れたり、そっとシアを抱き締めたり。
その不器用さがサ、イ、コ、ウなのですーー
シアが誘拐されて助け出すシーン…
シアを抱き締めようとして、血まみれの自分の手に気付き、躊躇して手を引っ込める。
そんな感情の揺れ…涙が出るほど切ない!
絵師さん天才!!
シアが成長していく中でシアヘの想いが妹に対する家族愛なのか、恋情なのか苦しむようになるところもまた切ない!!
今のところチロルの精霊としての活躍が全く見れていないので、そこにも期待!
そして王子。ひととき仲良く遊んだはずのシアに訳も分からず避けられて可哀想だな。
いい人だしイケメンだし、「王子」だし!
王子ルートも見てみたいけど…でもやっぱりお義兄様以外は有り得な~い。
最新刊4月末かぁ…耐えられるかな(涙)
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