このレビューはネタバレを含みます▼
★ノアとレリアナの掛け合いが面白いし、ノアが段々とレリアナに恋情を向けていく過程も良い!サスペンス要素もしっかりしているし(12巻なんて本当にハラハラした)、ただの溺愛・恋愛ものじゃない点も好感しかない。自分で自分の活路を切り開いていくレリアナの行動力も強かさもいい。ヒーローに愛されるだけの健気で可愛いヒロインは、食傷気味でぶっちゃけ飽きたので、真逆を行く姿勢に魅力しかない。★ストーリーやキャラクターは置いておいて漫画という点で特筆するなら、韓国系の漫画ながら不自然に訳された日本語もなく、変な余白やコマ割り・ページ割りもない。あと、急に登場する変顔?(ゴルゴ系やベルばら系の作画みたいなやつ)もない!個人的にあれ本当に苦手で、出てくるとさめる要素にしかならない。加えて、背景が細かく設定されている分、文字量も多く読み込み型の漫画だと思う。ただカラー版という点において、もしかしたら色使い(くすみ系のトーンが多く、そこはかとない不穏さがある)とか気になる人もいると思うけど、個人的にそこまで気にはならなかった。購入しているコミックの中で群を抜いて高いけど、魅力がありすぎるので最終巻まで絶対買うと決めている作品です。