このレビューはネタバレを含みます▼
冤罪で処刑され、死に戻ったニフェーリカは、王太子と自分を蹴落としたスピナ、祖国ごと復讐せんと一計を案じる。案じるのだが…。虎視眈々と案じているだけ。3巻目の今、コレと言った好機は未だ訪れていない。淡々と時は過ぎて行く。一度はスピナに陥れられかけて、あわや二度目の人生もお家断絶、婚約破棄か?!となったものの、隣国の王太子と協力してこれを回避。回避したものの、次は王太子妃候補の一人としてまたスピナとふるいにかけられる。ニフェーリカはもう馬鹿王子と結婚したくは無いし、スピナと馬鹿王子を争いたくも無い。そして。馬鹿王子は天賦の好色家で、ニフェーリカもスピナもその他の女も欲しいだけなのだ。本物の馬鹿。本物の馬鹿にザマァは通用するのかも甚だ不安である。放置一択な気がする。でもコテンパンにやっつけて欲しいのだ。ニフェーリカはどうするんだろう。幸せになって欲しいから。最後まで見届けます。