このレビューはネタバレを含みます▼
元強盗で引退後はコーヒーハウスを営むキットと公爵子息のお貴族様パーシーのお仕事依頼からはじまるあれやこれやのお話。序盤は文体が読みづらいが徐々に慣れてくると…お、おもしろ。楽しい。
お互いに反発しつつも、パーシーが来店するのを心待ちにしながらそわそわ…ウキウキ、ドキドキしちゃっているキットとチョロいと思いつつモーションかけていたりするのに目が合っただけで思わず逸らせてしまうパーシーよ。そして、互いにこっそりと目で追ってしまう…いやあんたら中学生か。まるで乙女やないかとその初々しさにニヤニヤが止まりません。このもどかしいジレモダからやっとまぐわいきたーとなれば、え?お初でそっち…?キットさんお求めすごいわ。しかし、シレっとリバってますが。
仇とその息子という戸惑いや葛藤は当然でしょうが、つまらないプライドが邪魔をして意地を張ってしまう素直になれないところは男同士ならではの味わいで大好物です。ラストやロブの件、スカーレットも想定内の展開でした。
とはいえ、マリアンの行方知れずのオチが続編タイトルの「ロブとマリアン」とな。…まぁそうでしょうね。キットとパーシーのその後は気になります。ただ赤ちゃん放置して逃避行するマリアンてちょっとそれはどうなのと…