精霊の主。

ネタバレ

2025年1月13日

このレビューはネタバレを含みます▼ 195ページ挿し絵なし。とある事情により小国の王女を求めて帝国から縁談が舞い込み、条件に合致した公爵令嬢ヒロインに押し付けられ不承不承嫁ぐ事になったが…という話。凄い。ページ数に対して中身が濃い。ヒロインが輿入れするきっかけとなった帝国の騒動、ヒロインの出生の秘密、公爵の企みと令嬢の去就、祖国の陰謀、義父の過ち…終盤に怒涛の展開をみせ、サイトストーリーもしっかり練られていて読み応えがありました。特にヒロイン義父の妻に対する執着がソーニャを思わせ、こいつ主役の物語を読みてぇってなりました（所々ヒロインが俯瞰で突っ込むものだから無粋に感じましたけども(笑)）。最後の残り数ページまで出てこなかったので心配しましたが、ヒーロー甥の件も駆け足でありながらも解決できて良かったです。いやー読み応えすごい。天真爛漫なヒロイン可愛いし、包容力の塊ヒーロー素敵だしナイスカプでした。欲を言えば表紙絵もイメージ通りだったので挿絵が欲しかったですね。あ、大きい声では言えませんが、ヒーローが公爵令嬢の髪をザクっといった時自分の中で新しい性癖の扉が開いた気がしました(笑)。

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にやんさん

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