誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで【単話版】
空木おむ/青季ふゆ/白谷ゆう
このレビューはネタバレを含みます▼
最初はシロツメクサをシロスメクサ、ハコベラをハコペ、サンリリィは分からないけどフキノトウをフキトウと、日本の草を異世界風にちょっと変えただけかな、安直だなと思って、主人公のかわいそうな境遇にも感情移入できず冷めた気持ちで読んでたけど、嫁ぐときに父親は見送りしてくれたこと、道中“はしゃいじゃった”という文字、そのあたりからキュンとし始めて、主人公に愛着を持つようになりました。そのあとからはアメリアの健気な感情も良いし、ローガン様も優しくて良いしかっこいいし、ローガン様に主人公の良さに気づいてもらえるまでキュンキュンするという好きなパターンになってとても良かったです。4話で『ベッド』のことを『ベット』と書いてあって、そんな子どもみたいな間違い、えええ！？と驚きましたが、もしかしたら最初のシロスメクサとかも本気で間違えてただけなのかもしれません。ラベンダーとかアカツメクサは正しく表記されてましたもんね。まあ、そんな細かいことは気にならなくなるくらい、どんどん好きなお話になりました。今後も読み続けたいと思います。
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