偏屈なクチュリエのねこ活
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偏屈なクチュリエのねこ活

月村奎/野白ぐり

周囲の人のあたたかさと感謝

2025年1月14日
生い立ちや職場でいろいろあって傷ついた主人公が立ち直って人生をやり直していくお話。主人公を取り巻く人たちがやさしく、そして主人公も恩義を感じて報いようとするところがよかったです。恋愛関係なく大切にされ慣れていない主人公が人生を諦めようとするモノローグが端々にあり、切なかったです。
◆大我(攻)の心情が直接的には書かれないのに、描写不足とは全く思わなかったことに読後に気づきました。無口キャラにもかかわらずです。大我の言動や仕草などで主人公をどれだけ大切に思っているかが伝わってきます。作者の力量だと思います。
◆イラストもやさしい作品に合っていました。
◆年末年始が舞台なので是非そのころに読んでみてほしいです!
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