嘘をつくのは好きのせい 【電子限定特典付き】
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嘘をつくのは好きのせい 【電子限定特典付き】

アヒル森下

脇役までしっかり描き分けられています

ネタバレ
2025年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 可愛かったー!
冒頭で推察可能なネタバレ、実は幼馴染の二人。
攻めの成長が著しく、受けへの溺愛っぷりにおののくけど、甘えたな性格は変わっていなくてほっこりします。
受けは子供時代から美人。特にえち前後の表情が可愛すぎる。
攻めの何気ない一言がずっと受けの心にトゲとして刺さったまま、成長過程に影響するのは、誰しも共感するところではないでしょうか。
子供同士でなくても、大人からの言葉でも、あの一言がなかったら違う性格、異なる人生だったかも、と考えたり。
必要な登場人物とエピソードを、必要なだけかつ個性豊かに、焦点を当てて絞り込んでいて、いい意味で過不足なくまとまっています。
また、作者様が心情や台詞回しに細心の注意を払っているのが伝わってきます。
主役の二人だけでなく、おばあちゃんや幼なじみの子供たち、バースタッフ、果ては商店街の大人たちまで、モブがしっかりと描き分けられていて、一言二言の台詞でも性格まで推察できてしまうくらい、いちいち愛おしいです。
一冊によくまとまっているなぁと。
作画もとても綺麗です。
表紙の受けよりも本編のほうが可愛いので、少し損をしているかも。
読了後すぐさま再読しましたが、今後も読み返すことでしょう。
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