番未満の僕らはきっと【単行本版】
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番未満の僕らはきっと【単行本版】

あらた六花

幸せになってくれて良かった😩

ネタバレ
2025年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 僕の番はサラブレッドΩに登場する、王賀夏目(Ω)と千歳琥太郎(α)に焦点が当てられた物語です。
僕の番はサラブレッドΩでは、Ωであることを隠しαとして生きてきた夏目が抑制剤を落としてしまったことで琥太郎にΩだということがバレてしまい、、、ってところで終わっていたので気になっていた2人のその後が見られてとても嬉しいです。
第二性がもたらす生きづらさとか、葛藤とか、なんとも言えないいじらしさが2人を取り囲んでいてお互いにストレートに自分の感情をぶつけることができません。
主に夏目視点で物語は進んでいくので、Ωの辛さが痛いほど伝わってきます。ヒートの描写や自分の性別を押さえ込む心情が胸を突き刺します。大半が夏目視点のため、琥太郎が何を考えているのか気持ちが読めなかったのですが、琥太郎の本当の気持ちが聞けた時、心の底から安心しました。琥太郎はなんというかポーカーフェイスだなーと思っていたので、夏目のために必死になっている表情は素敵でした。
紆余曲折ありますが、ハッピーエンドです。2人がこれからも仲睦まじく生きていけますように🌙
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