ミューズの真髄
」のレビュー

ミューズの真髄

文野紋

あかん、泣いた

ネタバレ
2025年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ お金を出して読むか迷ってる人には
金額以上の価値があるから心からおすすめします。

最後の作者のあとがきの一字にまで
しっかりと“作品”のエネルギーが染み込んでありました。

「芸...美大を目指してて」

という主人公のセリフが出てくるのですが、
本当はトップの藝大を目指しているのに
自信を持って言えないところとか

美大に関わったことのある人間には
共感どころの話じゃない、えぐられる心理描写が満載です。

主人公だけでなく、
周りの登場人物たちみんなが、
葛藤していて、自信がなくて、
諦められなくては、人のせいにして
成長していく

何かを目指してる人、
目指せてなくて何かのせいにしてしまってる人、
全ての人が読んだらいいと思うマンガです。


しかも、
最後に作者様のあとがきがありますが、
作者様も漫画家という競争の世界で
がんばったんだ、という背景が見えて

泣いてしまった。


素晴らしい作品を見れてよかったです。
紙のコミックスで欲しい。
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