灰色のマリエ
」のレビュー

灰色のマリエ

文野さと/上原た壱

クズ男更生物語。

ネタバレ
2025年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵師さま&あらすじ買いです。辺境地で地主として細々暮らしていたヒロイン。ある日彼女のもとに祖父の古くからの友人が訪れ、自身の孫との結婚を望まれ快く引き受ける。だが出会ったその男は軽薄かつ傲慢でヒロインを見下し…という話。うっっわぁーいぃ(はぁと)お手本のような素晴らしいクズ男の後悔と懺悔でした!そこに花を添える冷静系ヒロイン。そんなヒロインに焦れるクズ男…あぁもう何も言えねぇ(恍惚)。ヒーロー祖父の存在がいいスパイスになっておりまして、彼の最後に駆けつけた妻とのくだりは胸が熱くなり、全てが昇華されたと思いました。いい関係だったなぁ。ヒロインをほのかに思い続けていた幼なじみ、ヒーローに苦言を呈することが出来る良き友人、ヒロインにちょいちょい悪事をはたらく悪い女…これらのキャラがいて欲しいところに納まっていてメリハリがありました。面白かったです。ただひとつ、悪女のその後が全く書かれてなかったのが残念だったかな。若々しい上原先生のイラストも堪能させてもらいダブルで最高でした。ありがとうございます。
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