淫愛の神隠し
」のレビュー

淫愛の神隠し

山野辺りり/吉崎ヤスミ

長年募らせた純愛。

ネタバレ
2025年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 263ページ挿し絵あり。小さな村の平民ヒロインは療養で訪れていた資産家の息子の世話係を命じられるも、ちょっと目を離した隙に彼が行方知れずになる。村総出で叩かれたヒロインは家族からも蔑ろにされ奴隷同然の暮らしを強いられてきたが、10年後突然行方不明のはずの彼が目の前に現れ…という話。ヒーローが突然消えた謎、突然現れた謎、所々噛み合わない会話、ヒロインが時折見る夢…和風ホラーミステリーとでも言いましょうか、常に背中に冷たいものを感じる文章で没頭しました。正直2人の屋敷でのイチャが長くて読むのがダルく感じたのは否めませんが、貴族令嬢登場から一気に畳みかけました。これぞヒロイン以外どうでも良いマンのダークな一面でした。(令嬢、ヒロイン父兄を綺麗に処分してくれてありがとう)エピローグの白蛇sideがすごく効いてます。いやー面白かったです。挿絵も綺麗で雰囲気が合ってました。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!