有休オメガ 子守唄
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有休オメガ 子守唄

藤峰式

ついに子どもが生まれました

ネタバレ
2025年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 芸能界ものが大好きな私は「番手当って出ますか?」で作者を知って読み始め「有休オメガシリーズ」魅了されてしまい、以来作品を追いかけています。このシリーズでは最新作にあたる本作の後書きで作者が「有休オメガ」→「番手当って出ますか?」→「有休オメガ三三九度」→「オメガの掟」→「有休オメガの子守唄」の順で読むとわかり易いとアドヴァイスされているので再録しておきますね。
最初に鈴谷と古池が付き合い始めた頃のことが描かれているので、読む巻を間違えたのかと思ってしまうが単なるプロローグでした。古池に婚約者がいたり(もちろん解決済)、古池が頑張り過ぎてすれ違いになったりしながら漸く結婚した二人。古池の希望で誕生日に訪れた遊園地には、明良と斗真カプも出てくるので二人のその後が見れてよかったです。その後、春人とミナト、ミナト似の子どもまで出てくるのはファン的にはグッド。子どもの可愛さを見て子どもをほしくなり…喧嘩して宗木の家に行くところでもアキラちゃんが出て来るのも良いです。発情期ではなかったのに奇跡的に妊娠していて、妊娠5週目で、大喜びする古池とまだ心の準備ができずに不安に思う鈴谷。嬉しくて古池が周りに知らせた為、シリーズのカプが子ども連れで集まるところ(この巻はとかくにオールスターキャストが登場します)も良いですね。罪悪感で鈴谷が大泣きしする場面も、妊婦あるあるだと思うんですよね。子どもを持つって嬉しいだけじゃなくて、後ろ向きの気持ちを持て余すこともあると思うので。その後の子育ての場面もよく描かれていると思いました。宇宙人だった古池が以外にもいいパパをしていて頼りになっていてびっくり。もしかして作者は、この作品で一区切りというか最終巻にしたいのかなと思えるところが垣間見える気がするのですけど……まだまだ続けてほしいです。
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