「摩利と新吾 欧州秘話 ユンター・ムアリー
」のレビュー

摩利と新吾 欧州秘話 ユンター・ムアリー

木原敏江

魔利の欧州での社交生活

ネタバレ
2025年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「魔利と新吾」の番外編で、日本に帰国する新吾や夢殿先輩と別れて一人独逸に残った魔利の欧州での生活が描かれた短編集で、表題作と「ローエングリン」と「グランドロマン」の2編が収録されている。「ユンタームアリー」ではロシア貴族の生き残りで、娼婦をしながらも誇り高く生きるナタリアとの邂逅が描かれている。ユンター・ムアリーとは「鷹塔魔利」の中国語読みです。第一次世界大戦後の暗く混沌としたヨーロッパを舞台にした、切ないラブストーリーです。懐かしいエピソードを読んでいると、自分も昔に還っていくような気持ちになります。
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