娘という鏡





2025年1月28日
初読の時(おそらく20年くらい前?)はあまり面白くなかった。だって、エッチで軽快でグッドルッキングなフランス革命時代のガイたちの話が好きだったんだもん。なんだこりゃ?って思ったよ。でも、今読み返すとジンジンジワジワ涙腺を刺激してしょうがない。電車では読めない。娘は姿形も頭の中身も自分とは違う。でも娘を通して、あの日の母と自分を見るような気持ちになる時がある。ワガママで甘ったれで自信満々でお肌がぴちぴちで髪がツヤツヤの10代の娘が、まぶしくて腹立たしくて愛しい。きっと母もそうだったんだと懐かしくなった。これからも折に触れ読み返したいと思う作品です。

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のびた さん
(女性/40代) 総レビュー数:243件