本好きの下剋上ふぁんぶっく
」のレビュー

本好きの下剋上ふぁんぶっく

香月美夜/椎名優/鈴華/波野涼/勝木光

レベルが最高に高い異世界転生のお話

ネタバレ
2025年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系の人気小説は数多ありますが、この作品のレベルはかなり高いです。
本好きの女の子が異世界転生して、本の知識で無双するのかと思いきや、本が無い世界で紙をパピルス的に作る所から出発するという。
本ができるまでの紙、印刷機などの知識もかなり深くて勉強になります。
本の知識ももちろん大活躍ですが、主人公に身体が弱いなどの無双にはなれない枷がいくつかある中で、知恵と、仲間の絆で乗り越えていく、商売も繁盛させ、国の中枢へと下剋上していく様は爽快です。
不遇な境遇の人々を優しさと智慧で救っていく主人公の姿はとても好感が持てます。
ステップアップするたびに難題が押し寄せてきますが、苦戦しつつも乗り越えていく姿に勇気と元気を貰える作品です。
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