ぼくのカレシのすきなひと【単行本版(電子限定おまけ付)】
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ぼくのカレシのすきなひと【単行本版(電子限定おまけ付)】

リッケン

結局好きな人の壁は越えられないのか

ネタバレ
2025年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通り、受けの彼氏には実は他に好きな人がいて…というお話だけど、そのお相手が叶うはずもないノンケの実兄。ヒーローが病弱な実姉に恋をしている某少女マンガみたいなほのかな恋心かな…と思ったらバリバリ性欲込みで、しかもどうやら抱かれたい側みたい。アイリ→イツキよりアイリ→兄の想いの描写が強すぎて、物心ついた子供の頃からずっとずっと好きだった兄が、今の恋人のイツキにとって結局越えられない壁みたいでなんかモヤモヤ。大好きな兄への気持ちを乗り越えて、受けを本気で好きになる話だと思っていたのに、最後まで読んでも本当に兄への想いを断ち切れたのかな?と不安になるしスッキリ感動!とはならなかった。イツキは悲壮感もないしブレないしすごく頑張ってたし男前なんだけどな…他の人探したほうがいいんじゃない?イツキならきっと他に素敵な人が見つかるよ!最後のおまけはちょっとリバフラグが立ったような…。とにかく攻め(?)のアイリが女々しくてイライラ。イツキと別れて兄みたいな包容力のある年上の相手を見つけて受けに回ったほうが幸せなんじゃない?
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