ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
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ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】

セキモリ/クレイン

壮絶な長い純愛

ネタバレ
2025年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不幸な生い立ちを持つ2人が魔力で民を守り、結果ヒロインは竜に食われる前に自己石化、ヒーローは絶望するが復讐の為に鍛錬しヒロインを襲った竜を討伐。中から石化したヒロインを見つける。石化したヒロインがいつ戻るか自分が生きているうちに戻るかも分からない、自暴自棄になりそうな時でもヒロインの言った言葉を胸に「子供達の為に」美しい世界をと尽力する。そして時が過ぎ、石化解除され20年ぶりの再会。思いのありったけをヒロインへ、しかし強引な行為まではしません。人により束縛とか執着とか感じるかもしれませんが…20年待った気持ちの丈は壮絶ですから、そりゃ軟禁?溺愛になるかもしれません。めちゃくちゃ気持ちを伝えヒロインへ「弟みたいな→大人の男」を意識してもらう様に頑張ります。ヒロインも複雑ながらも変化がみられ、純粋に「頑張ったんだな、本当に待たせたんだな」から自分が少し離れた時間を過ごすうちに数日でも愛しさと寂しさを感じヒーローの日々を思い返す。しかしヒーローが王都に出向中に事件が、又も竜がで民衆に被害が及ぼうとする。ヒロインは「又、悲しませる」思いと「大切に作った世界」との間で、ヒーローが生んだ世界を守りたく又石化。ま、石化したから次に被害が及ばない等の原理はわかりません。これは謎です。自己防衛もあるが竜を鎮め被害が他にいかない確証はあるのか?は謎な部分。
又、絶望するヒーローですが今回は「愛するものからのキス」で目覚める事が出来ます。
少しおとぼけで心底心の美しいヒロインと世界の行く末すら変えてしまう魔力のヒーロー。ヒロインとの日々があったからこそ回避出来た平和。
ヒロインのおとぼけだが、心のキビと多少のツッコミ(笑)ヒーローの不器用かつ執念の熱愛、何もかもがヒロインの為に生きてきたから仕方がない。時に悲しく苦しいヒーローの長きに渡っての愛情が報われまずは良かったとしたいかな?
下手したら魔王になり世界壊滅していたかもしれない。
2人の未来に託す結晶も育みこれかはら、より幸せな世界へ変化。のハッピーエンドです。
魔法は、ここでは転移まは使えないんだな!何故か!討伐や再生や結界は出来るのに。勇者っていないんだとかキリがないですが設定上見逃しましょう。ラストはもう少しゆっくりと2人のイチャイチャを見たかった愛を育くむ20年をうめる時間を。
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