このレビューはネタバレを含みます▼
以前から気になっていたので、アメトークでおすすめされているのを見て「やっぱり読もう!」と思い、すぐに購入しました。以下、ネタバレありの感想です(未読の方はぜひネタバレなしで読んでほしいです)
村瀬の弔辞があまりにも美しくて切なくなりました。
彼らがただの仲の良い友人であれば、それほど深くは刺さらなかっただろうと思います。
「さいごの一瞬をオレが見たいと言ったら きっと簡単にせかいを捨てて見せてくれた」という村瀬のモノローグ。彼らにしか分からない深い関係性。タイトルである「午後の光線」のように強い光と濃い影を感じられるストーリーでした。
どうせ死ぬなら、淀井は村瀬にさいごの姿を見せてあげたかっただろうし、見てもらいたかっただろうな…。この上ない献身であり、愛の物語でした。